HIFUとは

HIFU(高密度焦点式超音波)はHigh Intensity Focused Ultrasoundの略で、ハイフと呼ばれています。超音波エネルギーを1点に集めることで、瞬時に高熱(65~75℃)を発生させます。熱を1点に集め、紙が焦げるイメージです。
美容医療では、皮下脂肪の破壊、SMAS層(筋膜層)のたるみ引き締め治療として使用しています。
HIFUが画期的な点は、たるみの原因の一つといわれているSMAS層(筋膜層)に直接アプローチができることです。SMAS層とは、筋肉を薄く覆っている筋膜で、皮下脂肪よりもさらに深い位置にあり、皮膚を支える役割があります。SMAS層(筋膜層)は、加齢と共に劣化し、しわやたるみの原因となります。SMAS層の治療には、従来は切開を行うしかありませんでしたが、HIFUの登場により切らずに超音波でアプローチができるようになり、痛み・ダウンタイムがほぼ気にならないため、手軽にたるみや下垂の治療をしたい方、初めて美容医療を始める方に最適な治療となります。

◎当院で使用しているHIFUに関して

当院では、効果と安全性を考え、最新のULTRA FORMER IIIを使用しております。

ULTRA FORMER IIIの特徴

• ・他機種よりもピンポイントかつ速く照射できるため、痛みが少ない
• ・照射速度が速く、SMAS筋膜を効率的に縮めてリフトアップが可能
• ・ハイフシャワーで肌の浅い層へ照射することで、まるでシャワーを浴びているような感覚で皮膚のコラーゲン・エラスチンの生成を助けハリを出してくれる

HIFUには多くの機械がありますが、種類により効果は異なります。

◎治療の注意点

• ・施術当日からメイク、入浴が可能です。
• ・施術後、赤み、筋肉痛様の痛み、内出血、痺れなどの症状が、一時的に現れることがあります。
• ・施術当日は過度のアルコール摂取や激しい運動をお控えください。

特徴

施術時間 : 30分 効果発現時期 : 1週間〜2か月ほど(部位によって異なります)
効果持続期間 : 3ヶ月〜半年(部位によって異なります)

ハイフシャワーは１か月に一度程度の施術間隔が望ましいです。

Q&A

Q. HIFUはエステ等でも受けられるようですが、違いはありますか?

A. エステ等、医療行為ができないお店によるHIFUと、医療施設によるHIFUとは、機械の種類はもちろんのこと、効果も異なります。HIFUはターゲット層に高熱を発生させ、組織を熱により変性(凝縮や減少)させることで効果を発揮しますが医療ハイフは与える熱量が高く引き締めたい筋膜までしっかりと熱が届くため効果実感・効果持続期間も長い傾向があります。

Q. ハイフとハイフシャワーの違いは何ですか？

A. ハイフはSMAS筋膜まで届くように熱を与え、深い層からしっかりと引き締めを行う効果があります。
ハイフシャワーは真皮層に熱を与えることで、お肌のハリや弾力を保っているコラーゲン・エラスチンの生成を促し肌に弾力を与えます。